夜の端っこ

学校へ行ってるかわいい19さいだから世間はわたしを甘く見てよ生きていくうえで不満ばかりが募っていく数学じゃあ解けない反比例は解答用紙に書けないくらい無限大だったから洗剤のいい匂いしたところで悲しくなるだけだったし鉛筆の芯の直径分ずれただけのことだったなあ。あと一歩がすごく遠い。永遠に行かない好きな人の部屋にあそぶ予定を一つ約束をしたけどわたしは絶対行かないと決めていた。言ってみただけで承諾してくれただけでもう良くてもうほんとどうでもよかったしうれしかった。夜の端っこはここだった。好きな人の血管を手でぎゅっと掴んで最近買ったエスパー魔美の絶版七巻のことを考えていたのはなんでだったのか。きのうのことなのにもうおもいだせない